English title: Safe and Family-Friendly Roadside Stations in Hokkaido for Budget Travelers
「費用を抑えながら、家族で気ままに旅行したいな…」
「家族で車中泊ってどうなんだろう?」
「車中泊でも安心して過ごせる道の駅ってあるかな…」
子供を連れての旅、もっと自由に気軽に楽しみたいと思いませんか?
最近は物価高の影響もあって、「なるべく旅行費用を抑えたい!」って気持ちになりますよね。
そんなあなたに、
・車中泊ができる北海道の道の駅を知りたい。
・家族で楽しめる道の駅周辺の観光スポットを知りたい。
・子供連れで車中泊って大丈夫かな?
こういった疑問に答えます。
✔この記事を書いている私は…
旅とドライブが大好き。
これまでに車中泊、JR旅、飛行機旅と色々経験しています。
子育ての経験があり、子供が小さい頃は家族で旅を楽しんでいました。
道内の道の駅、50カ所以上を巡った経験があります。
こういった私が、ご紹介します。
質問
「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?
回答
「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。
もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。
参照:国土交通省
まずは、道の駅での車中泊についてですが、上記のように基本的に車中泊はできません。
そのため、今回の記事では道の駅の敷地内や近隣に「RVパーク」がある道の駅、または車中泊専用駐車場や専用マニュアルが設置されている道の駅のみの情報をまとめています。
■1.車中泊ができる北海道の道の駅まとめました。
□RVパーク併設の道の駅
①道の駅 阿寒丹頂の里
②道の駅 花ロードえにわ
③道の駅 みたら室蘭
ゆったりした駐車場があり、24時間利用可能のトイレや近隣に入浴施設があるなど、ファミリーでも安心して車中泊ができる、道内の道の駅3カ所の情報を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①道の駅 阿寒丹頂の里

釧路市阿寒は、四季を通じて大自然を満喫できるエリア。
特別天然記念物であるタンチョウの越冬地としても有名です。
道の駅 阿寒丹頂の里は、その自然と触れ合える環境が整った、家族連れに人気のスポット。
敷地内には、タンチョウの観察施設やキャンプ場などもあり、子ども連れでものびのびと過ごせます。
【施設情報】
・所在地:〒085-0245
北海道釧路市阿寒町上阿寒23-36-1
・電話番号:0154-66-2969
・公式サイト:https://www.akan.jp/
・営業時間: 5月〜9月 9:00〜18:00
10月〜4月 9:00〜17:00
観光案内所:10:00〜16:00
・休館日:年中無休(設備点検による臨時休館を除く)
・駐車場:大型 15台/普通車 238台/障害者用 4台
【グルメ情報】
■赤いベレーレストラン鶴
阿寒モルト牛ステーキ、カツミートスパ、ザンギ定食など、北海道らしいご当地メニューが楽しめます。

■ 阿寒マルシェ
釧路の特産品を中心に、地元産のお肉・魚介・野菜・スイーツなどが充実。
旅の途中でのお買い物にもぴったり。
【入浴施設】 丹頂の里温泉 「美肌の湯赤いベレー」
保湿効果が高いと評判の天然温泉。
道の駅に併設されているため、車中泊やドライブの休憩にも最適です。

旅先で美肌の湯に入れるなんて、ちょっと得した気分になりますね!
【RVパーク阿寒丹頂の里】
敷地内にあるRVパークでは、日帰り温泉やレストランも利用可能。
さらにキャンプ場やアスレチック、パークゴルフ場も揃っており、家族みんなで一日中楽しめます。
▶RVパーク詳細はこちら(公式サイト)

【おすすめ観光スポット】
■ 阿寒国際ツルセンター「グルス」
道の駅の敷地内にあり、一年を通してタンチョウ鶴を間近に観察できます。子どもにとっても貴重な体験になるはずです。
■阿寒湖
道の駅から車で約45分(約40km)。
特別天然記念物「マリモ」の生息地として有名で、遊覧船や温泉街なども楽しめる人気観光地です。
②道の駅 花ロードえにわ

「道と川の駅 花ロードえにわ」は、農畜産物直売所「かのな」や、7つのテーマに分かれた「ガーデンエリア」、ファミリーガーデン「りりあ」、そして「RVパーク 花ロードえにわ」が併設された、子どもから大人まで楽しめる観光スポットです。
【施設情報】
・所在地:〒061-1375
北海道恵庭市南島松817-18
・電話番号:0123-37-8787
・公式サイト:花ロードえにわ
・営業時間: 4月~10月:9:00~18:00
11月~3月:9:00~17:00
・休館日:年末年始(12/31~1/2)
・駐車場:大型25台/普通車423台/障がい者用11台
【グルメ情報】
■ スキレットカレー「こな雪とんとん」
恵庭産の放牧豚「こな雪とんとん」を使った特製カレーは絶品!
他にもソフトクリームが人気で、子ども連れには特におすすめです。

■ テイクアウト&お土産「えにぱん」「花ロードgift」
店内で焼き上げた約40種類のパンが並ぶ本格ベーカリー。
人気の「えにパン(山食・角食)」は、売り切れ必至の人気商品なので早めの訪問が◎。

【RVパーク花ロードえにわ】
敷地内には24時間利用可能な「RVパーク 花ロードえにわ」があり、以下のような設備が整っています。
・無料シャワー室
・キッチン
・駐車可能エリア
・清潔なトイレ
車で5分圏内にスーパー、コンビニ、ホームセンター、飲食店などがあり、とても便利な立地です。
また、季節の花が咲く広大な公園や、イベント開催時にはキッチンカー・屋台も並び、家族で楽しめる空間となっています。
▶RVパーク詳細はこちら(公式サイト)
ちなみに、道の駅に隣接しているホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット恵庭」にも宿泊してみました。
車なしで移動した体験や、ホテルの設備・周辺情報などを詳しく紹介しています。
実際に泊まってみた体験記はこちら⇩
【宿泊レポ】フェアフィールド・バイ・マリオット恵庭
【おすすめ観光スポット】
■ えこりん村(車で約5分)
親子で楽しめる自然体験プログラムやアルパカ牧場などが人気の観光スポット。
えこりん村公式サイト
■ サケのふるさと 千歳水族館(車で約20分)
淡水では日本最大級の水槽を持つ水族館。子どもも楽しめる学びのある施設です。
サケのふるさと 千歳水族館公式サイト
③道の駅 みたら室蘭

道の駅 みたら室蘭には、白鳥大橋建設や室蘭港に関わる貴重な資料を展示しているほか、展望デッキからは四季を通して白鳥大橋や大黒島、エンルムマリーナなどの眺望が楽しめます。
【施設情報】
・所在地:051-0036
北海道室蘭市祝津町4丁目16-15
・電話番号:TEL 0143-26-2030
・公式サイト:道の駅 みたら公式ページ
・営業時間:夏期(4月~10月)9:30-19:00
冬期(11月~3月)9:30-17:00
※館内各店舗の営業時間は店舗により異なります。
・休館日:夏期 4月~10月 無休
冬期 11月~3月 毎週木曜休館。(木曜祝日が場合は翌日休館。)
年末年始12月31日と1月1日は休館 (年末年始休館日以外の12月30日~1月7日は無休。)
・駐車場:大型 6台/普通車 48台
【グルメ情報】
■くじら食堂
室蘭やきとりや、室蘭やきとり弁当、カレーラーメンなど室蘭ならではのグルメが楽しめます。


室蘭やきとり弁当を食べてみました。柔らかいのに、しっかりとかみ応えがある豚肉と甘辛のタレのコンビネーションが最高!間違えない美味しさです。
■鉄ノ街珈琲
コーヒーやタピオカドリンク、チーズケーキなど品揃えも豊富。
鉄の街コーヒーで一息ついてみてはいかかですか?
■喫茶コーナー
人気メニューのうずらんソフト、北海道ソフトクリーム。
人気のうずらんソフトは、生うずら卵の北海道内シェア100%の室蘭うずら園が生産するうずらの卵を使用したソフトクリームです。濃厚な甘みですが後味はさっぱりとした仕上がりになっています。

■テイクアウト/お土産
・鶏ざんまい(からあげ、スタミナからあげ)
・お土産売店(室蘭カレーラーメン、室蘭うずらのプリンなど)

【入浴情報】むろらん温泉ゆらら
むろらん温泉ゆららには、大空間の大浴場と露天風呂、大広間・ラウンジなど様々な施設も充実しています。露天風呂から眺める夕日は絶景です。
【RVパーク室蘭 ZEKKEI BASE CAMP】
道の駅みたら室蘭と室蘭温泉ゆららに挟まれた、目の前に室蘭の海を望む一等地に、「RVパーク室蘭 ZEKKEI BASE CAMP」があります。
全6サイトすべてがオーシャンビューで火気の使用もOKなので、天気に恵まれた日は夕日を眺めながらBBQも可能です。ファミリーで夕日を見ながら楽しくバーベキュー、親子で楽しめるのでおすすめです!
【おすすめ観光スポット】
道の駅のすぐ近くには水族館や入浴施設もあり、家族で楽しめる観光スポットとなっています。
イルカウォッチングやナイトクルージングを楽しめる施設もあるので、素敵な思いで作りにぜひ体験してみてはいかかでしょうか?
・室蘭民報みんなの水族館:http://www.iburi.net/murosui/
・イルカウォッチング/ナイトクルーズ:https://star-marine.co.jp/
□車中泊専用駐車場やガイドラインがある道の駅
①道の駅 おとふけ
専用のRVパークはありませんが、車中泊専用駐車場がある道の駅です。
公式ホームページの情報を確認して、ルールを守って楽しく利用したいですね。
①道の駅 おとふけ

音更(おとふけ)町は、とかち晴れの下で小麦や豆類をはじめ、多くの農畜産物が生産されている、とても農業が盛んなまちです。
道の駅おとふけでは多くの「美味しいもの」に出会うことができます。
また、広大な敷地と充実した施設により、さまざまな体験をして賑わいを感じることができる道の駅です。
【施設情報】
・所在地:080-0346
北海道河東郡音更町なつぞら2番地
・電話番号:0155-65-0822 お問い合わせ先
・公式サイト:道の駅 おとふけ公式ページ
・営業時間:道の駅 おとふけ 9:00~19:00
※24時間トイレコーナー、駐車場は年中無休24時間開館
・休館日:年末年始
・駐車場:普通車244台/大型車22台/優先駐車スペース4台/電気自動車充電スペース2台/車中泊専用12台/自転車15台/バイク10台(※この10台とは別に普通車とバイクの兼用できるスペースがあります。)
【グルメ情報】
十勝は美味しい物の宝庫。十勝で日常的に収穫され、食べられている食材が道の駅おとふけでは少し特別な「ごちそう」に生まれ変わります。
今回紹介している店舗の他にも、とかちの地元めしを代表する「インデアンカレーなつぞら店」や、音更で15年愛される「らぁめん藤」など、とにかくバラエティー豊富なグルメが味わえます。
■豚丼のぶたはげ

■洋食プチジョア


美味しそうなものばかりで、どれにしょうか迷っちゃいますね。
ぜんぶ食べたい!!
テイクアウト/お土産:なつぞら市場
ショッピングコーナーの「なつぞら市場」では、地元の農畜産物を使った加工品や特産品などを豊富に取り揃えているほか、生産者からの新鮮な野菜などを販売する直売コーナーを設け、季節に応じた十勝・音更町の「美味しいもの」が盛りだくさんです。
【車中泊専用駐車場】
道の駅 おとふけの公式サイトには、車中泊専用12台との記載があり、「車中泊専用駐車場について」というページが設置されています。
詳しい内容については、ホームページよりご確認の上、ルールを守って楽しくご利用ください。
車中泊専用駐車場の詳細はこちら
⇨https://michinoeki-otofuke.jp/post-436/
【おすすめ観光スポット】
「道の駅 おとふけ」は、さすが十勝という感じでとにかく広い!!
なつぞらエリアには、NHK連続テレビ小説「なつぞら」の十勝編で登場した「柴田家の母屋・牛舎・サイロ」と「菓子店雪月」を模した建物、合計4棟が建ち並び、建物の前には牧草地が整備され、牛のオブジェがお出迎えしてくれます。
その他にも、フラワーガーデンや中庭広場など、家族で楽しめるエリアが多く、一日中楽しめそうです。建物の中にも、キッズコーナーがあるのでお天気が悪い日も安心です。
道の駅のお隣には、お菓子の里 十勝を代表する、「老舗菓子店柳月の工場直営店」があります。
買ったお菓子をその場で楽しめるカフェコーナーやお菓子づくり体験工房、工場見学など、一日中楽しめる施設となっています。
道の駅だけでも、十分楽しめそうですが、少し足を伸ばして家族で十勝の乳製品の工場見学などはいかがですか?
酪農や牛乳・乳製品のことを楽しく学べる、よつ葉乳業の工場見学施設「おいしさまっすぐ館」では、牛乳、バターをはじめ、牛や酪農のひみつを学べて、ガラス越しに製造風景を見学できます。
・柳月スイートピア・ガーデン:https://www.ryugetsu.co.jp/sweetpia
・よつ葉乳業十勝主管工場の見学施設「おいしさまっすぐ館」:https://www.yotsuba.co.jp/consumer/entertainment/factory/
十勝の「食」と「体験」をまるごと楽しめる道の駅おとふけ。
車中泊でのんびり滞在しながら、家族の思い出をたっぷり作ってみてはいかがでしょうか?
■2.【家族旅行に最適】車中泊がおすすめな3つの理由とは?

子どもを連れての車中泊旅。
「お風呂はどうするの?」「食事は?」「近所迷惑にならないかな…」と、いろいろ心配になりますよね。さらには、天気のことまで気になったりして……。
実は私も、最初は不安でいっぱいでした。
でも、いざ経験してみると「こんなに快適だったんだ!」と驚くこともたくさん。
今回はそんな体験をもとに、家族旅行にこそ車中泊がおすすめな理由をお伝えします。
□車中泊がおすすめの3つの理由
理由1.宿泊費を大幅に節約できる
理由2.自由な旅程が組める
理由3.家族の思い出が深まる
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
理由1 . 宿泊費を大幅に節約できる
ホテル代が高騰している今、家族全員分の宿泊費を抑えられるのは大きな魅力。
その分、現地のグルメやアクティビティにお金を回せるので、旅の満足度もぐんと上がります。
理由2. 自由な旅程が組める
チェックインやチェックアウトの時間に縛られず、気ままに旅を楽しめるのが車中泊の魅力。
子どもの体調や気分に合わせて柔軟に予定を変えられるのも、家族旅行にはありがたいポイントです。
理由3.家族の思い出が深まる

車中泊では、狭い空間で一緒に寝たり、ごはんを食べたり、景色を見たり――。
ホテルとはひと味違う“ちょっと不便な時間”が、かえって特別な思い出になるのが車中泊の醍醐味です。
寝る前におしゃべりしたり、道の駅で買ったおやつをみんなで分け合ったり、日常では味わえない家族時間が生まれます。
□まとめ:家族旅行の思い出に、車中泊という選択を
初めての車中泊は、不安なことがたくさんあるかもしれません。
でも、実際に体験してみると「意外と快適」「家族の会話が増えた」「子どもがすごく楽しんでくれた」など、嬉しい発見がいっぱいでした。
ホテルに泊まる旅とはまた違った魅力がある車中泊。
自由度の高さや、コストを抑えられる点、そして何より家族で過ごす“特別な時間”が生まれるのが最大の魅力です。
最初は不安でも、少しずつ経験を重ねることで、自分たちらしいスタイルがきっと見つかります。
このブログが、あなたの車中泊旅のヒントになれば嬉しいです。
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